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既卒CA受験・私の(裏)合格の秘密【既卒受験はタイミング】

これまで私自身の前職についてお話しました。

どれも中途半端、1年足らずで辞めてしまったので、人に話せるような経歴では無いのですが、私がお伝えしたかったのは、こんな私でも日系大手、さらに欧州系大手のCAとして合格することが出来たということです。

なぜ合格できたのか・・・は、以前に書きましたが、ひとつお話していないことがありました。

採用には波があるんですよね・・・。

採用凍結の年もあれば、大量採用の年も・・・それはもうでしかない。理不尽だろうが何だろうが、グズグズ言ってもどうにもならない。

そもそも世の中は理不尽なもの

チャンスも運も平等に与えられる訳ではありません

 

今回は、そんな採用の波についてお話します。

既卒CAを目指している方はぜひ読んでみてくださいね。

 

世の中、理不尽なんです

世代間の違いも

その昔、バブルという時代があって、学生は企業に接待されて入社していたそうな・・・。

私は氷河期世代ですが、バブル時代の先輩の話を聞くとびっくり。

飲み会ひとつにしても、短大卒で入社したハタチかそこらの若い子が、毛皮のコート羽織ってタクシーで乗り付けた先は・・・高級ホテルのペントハウス・・・とか。

ワイン勉強中の時、超のつく高級ワイン、飲んでみたいなーと呟けば、勉強なんてしなくても身体が覚えてるなんて仰る方もいました・・・。

無敵ですね・・・。

そういうの嫌いじゃないですけど。

ステレオタイプな世代感で判断するのもどうかと思いますが、やはりバブル世代と比べると、氷河期世代は自己肯定感が低いと思います。

実際経験してきたこともエライ違いますし。

でも、いろんな世代がいて、世の中バランスがとれるのかなぁ・・・とも思うんですよね。

 

・・・そんな昔の話はどうでも良いかもしれませんが、昨今のコロナ禍で世界中が混乱し、ここに来てまた、ひとつの世代が切り替わったのかなぁと思います。

同じ日本でも、世代だけでこんなに違うんだし、人それぞれ生まれ育った家も境遇も違えば、持って生まれた才能も体格も顔も頭脳も・・・みんな違う。

とにかく、世の中は理不尽なものなので、人生いろんな事があるけれど、いちいち傷ついていたら、身も心も持ちません

羨ましがったり愚痴を言ったりする暇があったら、英語でも勉強した方が気が紛れるし、自信も実力もつきます!

採用の波に乗れるかは準備次第なんです。

裏・合格の秘密

話は戻って、ここでひとつ、私の合格の秘密をお話します。

実は私が既卒で日系の会社に入社したのは、大量採用の年で、既卒だけでも、なんと450名ほど採用されました。

新卒も合わせると850名、もう一方の大手は新卒のみでしたが、合わせると1000名近くが採用されました。

・・・というのも、私の入った会社では、その数年前 ―― 新卒時含め2年間、採用凍結されていた事もあり、需要が戻った後、不足を補うために大量にCAが必要になったんですね。

そんな背景もあり、実は適性なんて全然ありませんでしたが、うまいこと滑り込み入社できました。

ぶっちゃけ、年度によっては凄い倍率の中から選りすぐられた人しか採用されない年もありますが、入社してしまえば、皆同じ会社で同じ仕事をするわけで・・・。

 

皆さんもご存知かとは思いますが、客室乗務員という仕事は、女性が大多数の職場で、結婚、出産、夫の転勤、2人目出産・・・などなど、人生の転機で辞めていく自然減が多い仕事です。

日中の保育園問題だけでなく、宿泊が伴い家に帰れない日も多いので、結婚後は家族の理解が無いと続けていくのは難しいです。

日帰りのスケジュールを増やすなど、会社の制度を利用したり、両親や旦那さんの協力を得られ、子供が生まれても続けるママさんCAもいますが、2人目が生まれて力尽きて辞める方もいます。

今回のコロナ禍は未だかつてない規模の大変な状況ですが、需要が戻った後に、まずは他業界に出向している方や、無休で休職中の方が戻り、コロナで退職した方やOGが即戦力として採用されたりするのかな・・・とは思います。

しかし、採用凍結中の新卒空白世代も、本来なら必要な人材だったはず

会社としても本当は毎年コンスタントに採用したかったでしょうし、取りこぼしてしまった世代の良い人材を取り戻しに既卒採用に動くと思います。

 

私のいた会社では、全てのCAは縦割りの社歴で構成された班に所属し、それぞれの社歴で必要とされるサービスの技量を習熟できるよう、班の中の直近の先輩や班長が新人を指導する・・・というシステムで教育を上手く回していました。

なので、あまり長期間に渡って入社年度に穴が開くと、そのシステム自体が回らなくなります。

直近の先輩のアドバイスが5年前の経験とか・・・指導する先輩もなかなか思い出せないですよね・・・。

もちろん、このご時世、破綻する会社もあるくらいなので、経営状況により、その教育システム自体を変えざるを得ない状況になるかもしれません。

しかし、年齢に偏りがあったり、何年も新人を入れずにおくことは、会社にとってもリスクであることはまちがいありません

心と頭の片隅に・・・

運も実力のうちなんて言われたりもしますが、もちろん、運=実力ではないけれど、運を味方につけるかどうかは、その人の実力のうち。

悔しい思いをしたときに、それを原動力にするか、悔し泣きしてそこで潰れるかは、その人次第。

運って目に見えないけど、実はいろんな形でその辺に転がっていて、ピックアップできるかどうかは自分次第なのかな・・・と。

夢を諦めずに、心と頭の片隅に持ち続けると、自分に入ってくる情報は違ってきます

英語を勉強したり、自分を磨く努力をすると、今まで見えなかった物も見えてきます

自分の境遇を受け入れて、良い波が来た時に、乗るか、乗れるか

この状況の中、いつ既卒募集が出るかは、誰にも分からないことではあるけれど、夢は諦めずに心の中にあたためておいて欲しいな・・・と思うのです。