ひとつでも当てはまる真面目なあなたは、ちょっとの工夫ですぐにスコアが上がります。
特に、ひと通り文法知識や語彙を勉強し、何度か受験してスコアが伸び悩んでいる方は要チェックです。
本来の英語学習とは関係のないテクニックですが、TOEICはスコアが全て。
英語力は上がらなくても、TOEICスコアは確実に上がります。
別記事「客室乗務員の英語」でも触れましたが、書類選考突破に必要なスコアさえ取っておけば、早い段階で会話や面接対策に専念できます。
1番大切なのは、外国人のお客様や同僚と意思疎通できるようになること。
机に向かっていくらTOEICの勉強をしても、そう簡単に外国人と話せるようにはなりません。(でも、逆に会話の練習をするとリスニングのスコアは自然に上がってきます。)
もちろん、会話に必要な語彙や文法は勉強しなくてはならないけれど、生真面目にガリガリやるよりは、要領よくスコアを上げて、会話でアウトプットしつつ知識を使えるようにしていく方が、最終的には大事です。
人間の集中力は90分が限界
私も学生の頃はおとなしくインストラクションを聴いて、順番通りに問題を解き、リーディング後半に集中力が切れて睡魔との闘いでした。
そして、最後に塗り絵です。
TOEICはクレイジーなテスト
所説ありますが、集中力には15分おきに波があり、大人が持続して集中力を保てるのは90分が限界と言われています。
TOEICは試験時間は120分・・・。
どう考えても長すぎですよね。
なので、そんなクレイジーなテストには真っ向から当たってはダメなんです。
テクニックを使うのは当然のこと
冒頭のチェック事項に話を戻します。
ディレクションなんて、練習問題含めTOEIC初めて受ける人以外、聞く必要無いですよね?
ご丁寧に例題をいくつか読んでくれていますが、やることは既に分かっているんだから、時間を有効に使うべき。
ちなみに2012年からリスニング中にリーディングの問題を解くのは禁止事項に加わってしまいました・・・。
昔私がTOEICを定期的に受けていたころは、試験開始からパート1のディレクションが終わるまで、リーディングのパート5を猛スピードで解きまくり、他のパートのディレクション含めリスニング中に少しでも時間があれば、パート5に戻って解きまくっていました。
なので、リスニングが終わったころには、パート5はほぼ終わっていました。
現在は残念ながら、この方法は禁止されてしまいましたが、ディレクションを聞かなくていいのは今も昔も同じです。
リスニングパート内の拾える情報を出来るだけ拾うべき。
選択肢を先に読んでおけば、どんな内容の問題か予測がつき、何を聴き取ればいいのかポイントが分かるので、ゼロの状態から聴くより内容が聴こえてきます。
リーディングも得意なパートから潰した方が効率が良いですよね。
頭が働くうちに、得意な問題をどんどん解く。
パート7の長文読解を先にやる人もいますが、私は長文速読は苦手なので、最後に残った時間を勘案して、知らない単語が出てくるようなビジネス文書は飛ばし、簡単そうな日常生活の文を選んで先にやっていました。
くれぐれも、頑張って解こうとしないでくださいね。
考え込んで立ち止まっていては、解けるはずの問題を解く時間が無くなります。
私の場合は、スコア850くらいになってやっと時間内に終わるようになってきたのですが、それ以前はいつも時間が全然足りませんでした。
どうせ時間が足りなくなって塗り絵するなら、苦手な問題を後回しにした方がいいですよね?
まだ読んでなかったら損してる!優良テクニック本3選
何もズルしているわけではなく、要領よく問題をこなすだけ。
「彼を知り己を知れば、百戦殆からず。」
この設問は受験者のどんな知識を問いたいのか?
出題者はなぜこんな質問をするのか?
ただ漫然と問題を読み進め解きまくって、答え合わせをしてお終い・・・ではなく、問題の意図を分析して解くと、長々と無駄に文章を読まずとも、答えが見えてきます。
定期的に何度も受験すると、自分でもだんだんパターンが分かってくるものですが、世の中には何年も1度も休まずに毎回受験したり、海外にまで受けに行ったりするマニアックな専門家がいるので、そういったエキスパートの分析を参考にするのが近道。
クレイジーな敵、TOEICを分析してテクニックを教えてくれるTOEICエキスパートの本は、読んで損はありません。
ただし、テクニックを使うにしても、中学レベルの英語力は最低限必要です。
① TOEIC L&Rテスト直前の技術(ロバート・ヒルキ著)
昔、アルクの本社が杉並区永福にあった頃、近くに住んでたので、この人のセミナーに行ったんですけどね・・・。
なかなかクセ者のアメリカ人のおじさんで、手も上げてないのに大勢の受講者の中で当てられて、しどろもどろで発言したら怪訝な顔で「Huh?」と言われ恥ずかしくて泣きそうになった思い出があります。笑
まぁ、そんな話は置いといて、セミナーも本も内容は分かりやすく、実際にスコア40上がり、その当時の目標スコア800突破しました。(旅行会社で働いていた当時のお話はこちら)
「200点アップ請負人」だそうですが、400-600くらいの人なら200は言い過ぎでも、100・・・少なくとも50くらいは上がるんじゃないかなぁと思います。
今ならKindle Unlimitedで読めるので、メンバーの方は無料で読めます。
※ Kindle本の印刷について
Kindleで読む場合、模擬試験部分は使えないかな?と思いきや・・・。
模擬試験ページを携帯でスクショしてPDFで保存、白黒でプリントアウトして、音声もアルクのHPからダウロードすれば大丈夫。
個人利用であれば、著作権上の問題もありません。
iPhoneやiPadをお持ちの方はこのサイトに詳しく方法が書いてあるので、ご参考までに。
② はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略(小石 裕子著)
全国の大学生協や紀伊國屋書店本店のTOEIC対策本で売り上げ1位のこちらの本。
国内エアラインを目指すのに必要な600点、更に外資系にも挑戦してみたい方には730点、どちらの対策にも対応していて、CA受験者にピッタリの内容です。
TOEIC試験の分析、テクニックだけでなく、スラッシュリーディングなどにも触れていて、英文読解・速読が苦手な方におすすめ。
スラッシュリーディングが出来るようになると、日本語文にいちいち変換せずに英語のまま読み下せるようになり、英文を読む速さが格段に上がるだけでなく、会話にも役立ちます。
こちらも今ならKindle Unlimitedで読めるので、メンバーの方は無料で読めます。
この本にも模擬試験があるのですが、上記 「※Kindle本の印刷について」を参考にプリントアウトすることも可能です。
TOEIC Test「正解」が見える(キム・デギュン著)
こちらは残念ながら2007年出版と情報が古い。
でも中身が秀逸な名著なので、敢えて紹介します。
この方、10年以上1度も休まずにTOEICを受け続け、990満点取得回数が世界1なんだとか。
(まぁ、TOEIC受験者の半分以上が日本人と韓国人なんですけどね。)
お隣りの韓国は、日本以上に激しい学歴社会で、TOEICのテクニックも研究しつくされているそう。
平均点も日本より100以上高いです。
この本ですが、タイムマネジメントなどのテクニックだけでなく、解答、解説も詳しいので、読み込めば英語力自体もアップします。
2016年から始まった新形式には対応していないので注意が必要ですが、根本的な分析と対策にはまだまだ使えます。
余談ですが、CA受験も韓国はかなり熾烈な競争率のようです。
外資現役時代、イギリスのビザが切れる前に、中東系エアラインのウォークイン面接に何度か参加したんですが・・・いるんですよ、韓国人。
イギリスのクローリーというガトウィック空港の近くの街でも、ブダペストに温泉がてら受けに行った時にも、ヨーロッパ在住じゃない韓国人の女の子が数名いました。
韓国で受けるより有利だからと、わざわざ受験しに来たそうです。
すごい情熱ですよね。
え?私はどうだったかって?・・・落ちましたよ。
経験者かつTOEIC900オーバーだったんですけど。笑
採用試験って、会社との相性&ご縁ですよね!
ドンマイです。
終わりに最後のひと押し
これは私の眠気・集中力対策なのですが、試験前に缶コーヒーをいっき飲みして、板チョコ1枚バリバリかじってカフェインと糖分を補給してました。
脳を2時間休みなく働かせるわけですから、エネルギー源のブドウ糖たっぷり確保して目もギラギラ鼻息荒く受けてました!
それでは、今日も張っておきますので、ちゃんと申し込んで受けてくださいよ!
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