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日系・外資CAの前職は?【CA転職に有利な仕事について】

さて、私自身の前職は今までお話してきましたが、今回は私の周りの元同僚の前職について。

CAになるために有利な前職とは何か考えてみましょう。

私の前職については、こちらの記事で書いています。

①旅行会社編

②編集プロダクション編

③ショールームアテンダント(派遣)編

日系CAの前職

私は20代半ばで既卒として日系大手に入社しました。

今現在は年齢制限も撤廃されて、30代の新人さんもいるようです。

既卒CA・合格の秘密で詳しく書きましたが、大量採用だったので、いろんな人がいました。

やはり多かったのは、日系大手の子会社や規模の小さな航空会社、LCC、外資の客室乗務員グランドスタッフ

同じ系列のグランドハンドリング会社から転職した人もいましたし、もう一方の系列子会社から来た人もいました。(同系列子会社の場合は退職も覚悟の大勝負だったようです。現在はグループ内採用があるようです。)

更に旅行、ホテル、ディズニーキャストなどのホスピタリティー業界

百貨店や、シャネル、LVなどのラグジュアリー系のアパレル

企業の受付、銀行、生保の外交員、秘書、メーカー営業・・・。

事務職だった同期もいました。

・・・大量採用だったせいもあると思うのですが、仕事への姿勢や面接で語れるエピソード、志望動機で面接官を納得させることさえ出来れば結構何でも大丈夫なのかな、と思いました。(実際はそれが難しかったりもしますが。)

 

航空業界出身の人は、経験にしても、志望動機にしても、申し分のない前職だと思うのですが、採用試験に参加すること自体がかなり大変そうでした。

そもそも、日系既卒は土日に採用試験があることが多いのですが、エアライン勤務だとシフトで土日関わらず仕事が入りますし、採用試験日程は、同僚ほぼ全員に把握され、有給申請すれば怪しまれ、当日病欠でもしようものなら・・・上司と面談があったという話も聞きました。

その点、会社にもよりますが、外資系からトランスファーで受験の場合は、フライトを他のクルーとスワップできるところが多いので、日系より受けやすいかもしれません・・・移動などで大変なことには変わりありませんが。

海外ベースで数年乗務して、将来は日本で落ち着きたいとトランスファーする外資クルーもいました。

私はCA受験のためにショールームアテンダントとして接客をしていましたが、やはり同じ接客業ということもあり、面接での質問にも素直にまっすぐ答えられたし、日頃から笑顔を意識して接客していたので、自然な笑顔が身についていたと思います。

逆に、接客業でない場合は、自分で意識して口角を上げ、笑顔の練習をするくらいじゃないと、面接で取って付けたような不自然な笑顔になってしまうのかなぁと思います。(真顔が笑顔な方は問題ありませんが)

私は接客業を辞めた後、確実に口角下がりました

あとは、これからの時代、CA退職後のキャリアについてまで考えている方は、そこにつながる仕事を考えるのも一案かもしれません。(航空業界って、世の中の動向に左右され過ぎですよね・・・。)

 

外資CAの前職

イギリスの航空会社(ヴァージン・アトランティック航空)時代の同期・セミ同期の前職は、半数は現役CAでした。

多い順に、日系大手、アジア系、中東系、欧州系、日系LCC・・・日系外資合わせて4社目なんて人もいました。

私はちょうど30歳になった年に渡英しましたが、同期には30代後半の人もいました。(30代半ばで未経験の人もいました。)

訓練についての記事でも書きましたが、客室乗務員経験者は、フルサービスの会社もLCCも、1番大変なSafety&Securityの訓練を既に受け、資格を得て乗務しています。

それぞれの国によって航空法は違いますが、セイフティー・ファーストはどこも一緒。客室乗務員として飛んでいたということは、ある意味スキルのようなもの。

英語での訓練についていけるかどうかを勘案しても、クルー経験者は圧倒的に有利です。

訓練で帰されてしまった3人が皆、地上係員だったことを考えると、外資系志望者にとっては、LCCや小さな会社のクルーであったとしても、大手の地上係員としての経験よりも有利だと言えるかもしれません。

ちなみに、私の友人はクルー経験者で子供もいますが、40歳過ぎてからブリティッシュ・エアウェイズに受かってます。

客室乗務員以外の職業では、グランドスタッフ、エアラインのカスタマーセンター、ホテル、通訳、英語講師、外資金融系・・・と、英語を使う職業が多かったです。

ただし、アジア系の中には、新卒や若い人を好んで多く採るところもありますし、未経験で英語力にそれほど自信が無くても、諦めることは無いと思います。(もちろんあったほうが絶対有利です。)

そういった会社では、長期間の訓練で教育されたり、提携スクールで教育されていたり、何かしら配慮があるように思います。(中国系の会社出身であまり英語が話せない人も日系時代の同期にいました。)

一部の会社を除き、基本的に外資系の日本人客室乗務員は、日本人旅客対応要員なので、いくら英語がペラペラでも、正しい日本語、きれいな日本語が話せなければダメですね。これは絶対。

外資系は、会社によって採用方針も様々ですので、OGや現役に聞いてみるのが1番だと思います。

今はSNSでも気軽に繋がれるので、聞いてみるのも良いと思います。(もちろん礼儀をわきまえた上で!)

 

⇑ チャンネル4(イギリスのテレビ局)でシンガポール航空のトレーニングが出ていたので貼っておきます。
新卒も多く採るSQですが、14週間(他社平均の2倍!?)も訓練があるそうな!やはりみんな若い!サービスもグルーミングも細かい!

 

私のいた会社では、アメリカの大学を出て外資金融系出身の同期もいましたが、お給料は激減するものの、貯金もあり、時間もたっぷり、ロンドンに住んで飛行機乗り放題で4年間満喫し、ビザが切れた後は金融業界に戻っていきました。ワーホリ的な感覚?

先輩には元看護師の方もいましたが、たまたま貧血で倒れたお客様がいらっしゃった際の素早く的確な対応はさすがでした。

CA受験にも確実に有利でしょうけど、何年も学校に通って実習もして・・・そのスキルを機内でたまーに出る病人にしか使えないのはもったいないし、CAになりたいから看護系の学校に通うという人はあまりいなそうですよね。

既に看護師さんで、転職したいなぁと考えているのであれば、緊急時はもちろん頼りになるし、動き回ったり介護したり体力もありそうだし、夜勤があったりして時差があっても強そうだし、接客ではなくとも人と接してお世話する仕事だし・・・きっと完璧な前職なのかなぁと思います。

スキルが有るって本当に素晴らしい!

またまた、長くなってしまったので、CA退職後のお仕事については、また機会があれば、お話しようと思います。

 



 

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